姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




微かに香水の匂いのする高そうな便箋には、

思った通り頑張ったのであろう日本語が炸裂していた。

ああ、ひらがなとカタカナがごちゃ混ぜだ。


『はいけゐ、ヲげんきでスか、たかしちま』って何なんだ。
 

毎回暗号解読のような気分だが、かといって彼女にフランス語で書かれたら、


それこそ本当に暗号になってしまうので、言い出せないでいる。