「げほっ……小夜、子……」 エリアルが、脇腹を押えながら起き上がろうとした。 小夜子が駆け寄った。 「エリアル、動いちゃ駄目!」 その言葉の通り、エリアルはどさりと崩れ落ちた。 「わああああっ!」 「大丈夫、大丈夫だから……」 エリアルは壁に背中を預けると、大きく息を吐いた。 「……ちょっと、厄介だなあ。今回は、前よりも……」