姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




剣太は、緑色の目を隠した。
 

急に、その眼から涙が溢れて止まらなかった。


「ぐぅうう……うくっ」


剣太は、右腕の硬直を解いた。
 
勝手に解けてしまったという方が、正しかった。
 

何かが、おかしい。
 

自分は、重要な何かを忘れている……。
 

だが、構成しているものが曖昧で、あと一歩というところで、


記憶は形にはならなかった。