姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




剣太は、拳を更に握り締めた。
 

どくどくと脈打ち、変色していく右腕。

筋肉が膨れ上がり、次第にヒトの形から離れ、凶器になっていく……。
 

……これで、お終いにしてやる。
 

剣太は、狙いを定めた。
 

――倒れて、自由に動けなくなった、エリアルの心臓に。
 

河合に、


『もし上手く吸血鬼仕留めたら、絶対に心臓を持って来い』


と言われていた。