姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




途轍もない後悔に似た、喪失感。

同時に湧きあがる、言いようのない悔しさ。
 

……ああ、思い出した。

これは、『嫉妬』だ。
 

博士を苦しめたくせに、その博士の名前で呼ばれている『一代目』。


この姿になってから、自分に微笑みかけてくれた、

たった一人の少女の心を、最初から持っていた目の前の吸血鬼。
 




どちらも、どうしようもなく、狂おしいほどに憎らしい。