途轍もない後悔に似た、喪失感。 同時に湧きあがる、言いようのない悔しさ。 ……ああ、思い出した。 これは、『嫉妬』だ。 博士を苦しめたくせに、その博士の名前で呼ばれている『一代目』。 この姿になってから、自分に微笑みかけてくれた、 たった一人の少女の心を、最初から持っていた目の前の吸血鬼。 どちらも、どうしようもなく、狂おしいほどに憎らしい。