姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




何故だか、その声は剣太の胸にずきりと刺さった。
 

見ると、小夜子は泣いていた。
 

それは、次には自分が殺されるからかもしれない、

という恐怖からくる涙ではなかった。
 

彼女はこの吸血鬼を大切に思っている。


その相手が傷付けられた為に、この涙が流されている。
 

その瞬間、剣太の中に特別な感情が生まれた。
 


……何なんだ、この不快感は。