姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




紙一重で避けたが、剣太の足はそのまま校舎の壁にめり込んだ。
 

破片が盛大に飛び散る。
 

あれをそのまま受けていたら、

首など簡単に取れてしまっていただろう。
 

エリアルは、舌打ちした。
 

小夜子を守りながら、戦える相手ではなかった。
 

そして何より、まだ太陽が出ていた。

曇っている空の切れ目から、ちらちらと赤い光が見える。

沈みかけた夕日ではあったが、これでは真夜中レベルの力は出せない。