紙一重で避けたが、剣太の足はそのまま校舎の壁にめり込んだ。 破片が盛大に飛び散る。 あれをそのまま受けていたら、 首など簡単に取れてしまっていただろう。 エリアルは、舌打ちした。 小夜子を守りながら、戦える相手ではなかった。 そして何より、まだ太陽が出ていた。 曇っている空の切れ目から、ちらちらと赤い光が見える。 沈みかけた夕日ではあったが、これでは真夜中レベルの力は出せない。