まず、小夜子の指が、剣太の眼帯の紐に引っかかってしまった。 そして、はたいた時に眼帯が解けてしまったのだ。 あれは、どんな酷い傷を隠しているんだろう。 普段、そう思っていた。 しかし、眼帯の下は、普通に閉じられた目があるのみだった。 不自然な縫い傷も、腫れもない。 だが、その瞳が開かれた時、小夜子は自分の目を疑った。 剣太の片目は、鮮やかな緑色をしていた。