しかし、エリアルが自分から「追われている」と口にしたという事は、 やはりそれなりの覚悟が必要だったのだ。 それを考えたら、一体自分は何をしたというのだろう。 外に連れ歩いたら、彼は嫌でも目立ってしまうのに。 軽い気持ちで、わがままを言っていた。 さも、それが当然だと言わんばかりに。 彼の優しさに、甘え切っていた。 (あの時は、ショックで散々泣いたのにね……) 平和すぎて、忘れていた。