姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




「虫に……刺されちゃったみたいなの。何でもないんだよ」
 

しかし、剣太の睨み方は、只事ではなかった。


「こんな時期にか?」


(何でそんなに怖い顔するの……!?)


「うん……じゃあね」
 

小夜子は、教室を出ようとした。
 

気付いたら、誰もいなくなっていたのだ。
 

だが、


「待て」
 

剣太は、小夜子の腕を掴んで止めた。


「な、何!?」