小夜子は、講堂のカーテンに包まったまま、震えていた。 (……ど、どうしよう) 極度に緊張し、喉が渇く。 脚にも腹筋にも力が入らない。 小夜子は、ずるずるとへたり込み、結局いつの間にか、体操座りになっていた。 小夜子は、剣太から逃げ、隠れていたのだ。 話は、数分前に遡る。