エリアルは書類の封筒を抱え、お年玉として貰った一万円札をポケットに仕舞った。 だが、外に出てから鍵を持っていない事に気付いた。 いちいち取りに戻るのが面倒だった彼は、指をパチンと鳴らした。 ――ガッチャ 鍵が閉まる音がした。 よし、このくらいの力なら使えそうだ。 一応確かめるが、ちゃんと施錠されていた。 「……さてと、行ってきますか」