(これは……行くしかないな)
昼間なので、飛ぶ事は出来無さそうだったが、
(第一、飛んだら嫌でも一目に付く)幸い大学の場所なら分かっている。
小夜子と一緒に、電車を乗り継いだ記憶が蘇る。
孝や小夜子が帰ってくるまでパジャマでいるつもりだったのだが、
エリアルはそのまま部屋に戻ると、なるべく目立たないような服を探した。
クローゼットの中には、春物がそれなりに揃っている。
二人の両親が帰国していた時に、母親に、
「まあまあ、服が一着しか無いなんて!駄目よそんなんじゃ!」
と言われ、買って貰った物だ。



