(ああ……孝の所為だこれ。 あれほど密閉タッパーに入れておけって言ったのに……) だが、構わなかった。 むしろ、そう思える事が何となく嬉しかった。 やっと、家族が出来た。そう思えた。 長い間、一人だった。 ふらふらと彷徨いながら、何も考えずに生きていた。 寂しい事すら忘れていた。