エリアルは、棚からビスケットの袋を出した。 今日の食事は、これだ。 出会ったばかりの時、小夜子は毎食単位で吸血が必要なのだと勘違いし、 「どうしよう……私が学校行ってる時は無理だよね。 献血車かどっか襲撃して、血のパック手に入れて来ようか!?」 と言っていた事を思い出した。 「一応、少しなら普通の食事も出来るんだよ」 と話すと、ぎょっとされ、「吸血鬼」としての存在価値を疑われたが、 今となっては微笑ましい思い出だ。