エリアルは、テーブルの上に放り出されたままだった新聞を手に取ると、 適当にぱらぱら捲ってみた。 政治家の汚職や食品の偽装問題……殺人事件に交通事故。 今日の新聞は昨日とあまり変わらない。 そう思うのはこれで何度目になるのだろうか。 いまいち、時間の流れというものが未だに掴めない。 (まあ、そうだよなー……適当にふらふらしてる間に、 第一次世界大戦は始まるし、いつの間にか第二次世界大戦になってるし、 お陰であの時は国同士がギスギスしてて、 ヨーロッパにいるしかなかったんだよねえ……)