姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②

 


顔面が半分吹き飛ばされていたらしく、そこだけ全く別人の顔になっていた。


その所為で、記憶も曖昧になってしまった。


上手く培養すれば再生するはずだった体は、所々縫い傷が残り、


千切れて無くなっていた部分全てが、ダイレクトに継ぎ足されていた。


博士は、自分を醜くしないように、創った。


それなのに、それなのに……。


だが、彼は耐えた。

剣太という名前を名乗るようにもした。


それ以外に、博士の使命を貫く方法が、もう無かった。