剣太は、ほとんど床に崩れ落ちるように、座り込んだ。 そのまま、床に落ちている毛布を手繰り寄せる。 いつも、布団代わりに使っている、唯一の寝具。 それに包まると、彼は胎児のように体を丸くして、目を閉じた。 そして、思い出していた。 遠い遠い、過去の記憶。 その渦に巻き込まれるように、どんどん体は気だるくなっていく。