不器用な恋人【短編】

「私たちって、超不器用だね」

泣きながら笑っちゃう。


「俺、ダセェ…」



ダサくないもん!!!



嬉しくて…嬉しくて…仕方ないよ。



だって、私なんか………



「あんな告白イヤや~」


ダサ過ぎなままじゃんか!!





「じゃ、冗談じゃないんだ??」





あ…………。。


もう、いいや。

みっともなくていいや。





「好きだもん…」


初めて真っ直ぐ真樹の瞳を見つめて伝えた。






「俺も佳世が好き」


初めて真っ直ぐ瞳を見つめて伝えてくれた…。







「テレるね♪(笑)」

「な♪(笑)」






キスをした。




不器用同士の不器用なキス。




でも、初めて心が通じ合ったキス。







「…ヤベぇ」

「なにが??」

「“ナニ”が!!」

「―――!!!!」