幼い日の約束が蘇る。

――離れてても仲良しだよ。

 そして――。

 私たちは、幼い頃、ずっとずっと両想いだった。

「私だって、啓太のこと、大好きだよ!」

 私は、人目を気にせず、啓太に抱き着いた。

「のわっ!」

 啓太がのけぞる。

「もう、絶対に忘れたりなんかしない!」

 啓太が、私の背中に腕を回した。

「好きだよ」