「…言ってくれてたとしても、覚えてないよ。だって、龍太のこと、忘れたから」 …なーんてね。 そんなの、嘘。 でもそうやって言えば、龍太のことを本当に忘れられるような気がした。 「じゃあ、今日、姫の家に遊びに行くよ」 佳主馬くんはそう言って、廊下へ出て行ってしまった。