龍太に、思いは届かない。
もう、この恋は実らない。
六月のあの日、龍太に言わなきゃよかった。
龍太が別のカノジョと電話してるの見たって、言わなきゃよかった。
私―――
「バカだなぁ」
あのとき、風邪ひいてたってことにしておけば。
まだ、私と龍太は付き合ってたのかな?
でも、龍太は二股かけてたんだよ?
別れなくても、傷つくことは変わらなかったのかな?
だけど、少なくとも、こんなに泣くことはなかったよね…。
私って、いつもそうなんだ。
いつだって、後で後悔するような行動ばっかりしてる。
後悔したって、後の祭りなのにね。
もう、龍太のことは忘れよう。



