そう言って、蓮くんは悪戯っぽくウィンクした。
「あ、蓮!それ俺のセリフ!!」
佳主馬くんが慌てた口調で言った。
「いいじゃん。俺だって言いたかったんだから」
佳主馬くんは肩を落として、それから
「くどいかもしんないけど、俺も言わせて。姫、俺を振ったからには幸せになれ。んで、金持ちとくっつくことだけが幸せじゃないってこと、証明してみせろよ」
私は頷いた。
私が佳主馬くんを振ったのは、佳主馬くんが金持ちだってことを鼻にかけていたから。
「任せてよ」
私は胸をドン、と叩いてみせた。
「それと龍太、俺に勝ったからっていい気になるなよ?俺は屈したわけじゃないからな」
「いや、ここは屈しなよ。ストーカーになっちゃうよ?」
美穂が苦笑した。



