梨桜SIDE 龍太の腕の中にいることが、信じられなかった。 まさか、こんなことされるなんて、思わなかったから。 顔が熱くなる。 心臓破裂、五秒前!! 私は目を閉じた。 そのとき、インターホンが鳴った。 「…俺が見てくる」 龍太が立った。 「待ってよ…!龍太が出たら、変に思われちゃう!」 まだ熱い顔を触りながら、私も立った。 モニターを見て、私は絶句した。 佳主馬くんだった。 「…出るなよ」 龍太が言う。