窓を見ていると雪が降っているのに
気がつく。

「初雪・・・」

席を立って近くに行こうとしたとき
ガラっと教室の扉が
開く音がして足を止めた。

「恵、大丈夫か?」

「ん。ごめんねいつも・・・」

ふみは笑ってあたしを抱きしめる。

・・・こういうことは
普通恋人同士がするものだよね

だけどふみが抱きしめてくれるから
いつもあたしは甘える。

「帰るか、めぐ。」

「ん。」

二人で学校を後にした。