「今、どこにいる、の?」

「保健室」

「今日、見て…ないから休みだと…」

「あーわり。今からそっち行く」

そう言って切れた電話。
彼、中原 郁(ふみ)はあたしの幼なじみであり
あたしの男の親友。

いつもふみには甘えてばかりで自分ってつくづく
だめだな、と思う。