このおじちゃんは、毎日のようにうちに来て、さーちゃんとけんかして帰っていった。

私はその後、遠い親戚に預けられた。

『みーちゃん、さーちゃんね行くところがあるの。お利口さんに待っててね?』

『はぁーい!』

これが、私の記憶の中でさーちゃんと最後に交わした言葉だった。