「なんで・・?私学校でいじめられてるんだよ・・・?」

ミミはあきれた顔で言った。

「だからって1人とは限らないでしょう?」

「あ・・・・・」

すこしうつむいてみた。そのとき、地面から何か、映像が映り出てきた。

「今日・・・、ズックも机も何もなかっただろ?それはな・・・」


スッと、ミミが地面を指した。

  「こいつらのおかげ。」

画面には、クラスの桃山さんと、楠木さんが私の汚れているズックや机を汗を流しながら
磨いていた。

「どうして・・・?」


「イジメはとめられないかもしれない。でも」

「小さいとこでお前を助けたいってゆう、気持ちがあるからやっているんだろう?」


それは分らない。小さいときからずっと勉強勉強、言われてきた。そのストレスを全部人に押し付けて八つ当たりにして、結果、気づいたら1人になっていた。でも