ミミが

「にゃあああ」

と、ないた。


お母さんは

「おかしいわねえ。」

と、言って出て行った。


お母さん、お父さん、ごめんなさい。私、言うこと聞かなくて。

「きゃあああ!!女の子が!!!」


「うわああああああああああ」

下の人たちが騒いでいる。

「どうしよっ!!」

『大丈夫・・つかまって・・。』

フワッと誰かが耳元で囁いた。いつか殺した「あの子」にそっくりだった。


「え・・・?」

「浮いてるぞ!!」

ストンっと、私をおろしてくれた。


『逃げて。お母さんがもうすぐ玄関に来る。』

と言い残してスゥっと、消えていった。

タッと、勢いよく私は走り出した。そして小さいころよく遊んでいた公園のブランコに腰を下ろした。

「・・・・、どうしよう・・・」


「あーあ!本当にあんたって「どうしよう」ばっか言うわね!!」

「え・・・?」

前をむいたら小さな猫・・ミミがちょこんっと座っていた。

「今の・・・・ミミなの・・・?」

「あんた・・・」

「やっぱり!!なんで?」

「夢・・??」

「あーあ!!ほっんとめんどくさい!!」

「え・・・?」

「あんたが夢だと思うなら思えばいい。だけどね!私はあんたに」


  「1人じゃないんだよって伝えたかったの!!!!」


「え・・・・・。」


1人じゃ・・・ない・・??