「これだっ!!」


「合ってるのかよww」

「だぶーん」

きゃははっは!!


奈留が当てたのはどれなんだろう・・。


私じゃありませんように!!


チャプ・・チャプ・・・


水の音が聞こえる


まさか・・・。


『せーのっ!!!!』



ばしゃっっっ!!!!


「っつー!!!!!!」

ぽたぽたと、毛先から、雫がたれ落ちる。

「やったー!大正解☆」

「あははは!!奈留すげー!」


「女子ー、どーだった??」

向こうから男子の声が聞こえた。

「うん☆ビシャビシャだと思うよ☆」


「まじでーww」


ぱたぱたと、どこかへ、行った。


がちゃ・・・。


「うう・・・・・。」


しくしくと、静かに泣いた。


「太一君・・・。」


『笑っててー・・。』


無理だよ。太一君。


私、笑えないー・・・。