『違うの。女の子は、誰だかわからなかった。
だけど、その男の子はこう言ったの』
『「なんか、悲しいことあったの?僕ん家くる?」って言ったの。その男の子もね、6歳ぐらいの男の子だった』
『そして、一緒に暮らすことになった。お互いの名前を聞いたの。
男の子の名前は、桜木雷(さくらぎらい)
女の子は、桜井星(さくらいせい)』
『そしてね星は、雷の家に暮らすことになった。雷の家は、お金持ちだから家が大きかった。けれど…2人が小学2年になったある日星に新しい親が見つかった』
『2人は、どうなるの?』
『2人はね、離れなくてはいけない。でも、2人は約束をするの』
『どんな?』
『2人は、お互いのことを好きになってたの。
だから…離れてもまた迎えに行くから待っててって。
そして、高1になって2人は出会った』
