「真子のひなどりさん?ことりさん?真子の?」

真子は、お母さんの顔をみながら、小鳥にそおっと近寄った。

「真子ちゃん、可愛がってくれる?」


ママは、そういいながら、小鳥を真子の手のひらにそおっとのせた。

真子は、その小鳥を両手で包みこんだ。


「あっ〜可愛い。」

真子の手の中で、もぞもぞ動き、くちばして真子の手をつついている。