雨と血の臭いがやたらと
鼻につく。
「おい、ユリア。洗ってこいナビが嫌がってんだろ」ナビと呼ばれた大型犬はガウッ!と返事を返す。
「……血の臭い…まだしますか?」ユリアはくんくんと服を嗅ぎながら首を傾げる。
「アルト」呼びかけた女性は全体的に黒系の服を見にまとい、綺麗な金髪が光る。「何だ?」ぶっきらぼうに返事を返す。
「何?リゼット村に行ってから不機嫌のようだけど?」くすりと女性は笑う。
「うっせぇ。別にリゼットが好きじゃないだけだ」
不機嫌な態度を隠すことなくぶつける。
「そうかしら?まぁ、あなたにとってはあまり気分のいい場所じゃないでしょうね」
「知ってんなら行かせんなよ」じろっとみる。
「あら?」あの笑いからかわれてんな俺。
「そろそろ本題なんだけど、私とあなたはモルファの森で追っ手が来ないか待機らしいの」いきましょ、とすました顔で剣を持つ。
「早く言えよそれを」はぁっとため息をつきナビに行くぞっと声をかけ俺とサーシャはモルファの森へ向かった。
