「ふっ」 「なに?」 「いやっ、思い出し笑い」 「なに思い出してたのー?」 「ん? エンジェル結花ちゃんのこと」 「そ、それは忘れてよっ!」 カァァァッと、思わず顔を赤くするあたしを見て、「ぶはっ」とまた吹き出す悠太。 「いやぁ、さすがにあれは忘れらんねーなー。 おじいちゃんになっても、孫に話すわっ」 「ちょっ、マジ勘弁っ!!」 「ははっ! いやぁ、エンジェル結花ちゃん、可愛かったなぁ」 「……」 “エンジェル結花ちゃん” それは…… あたしと悠太が、初めて会話したときのことだ。