花、ごめんね。

本当に、ごめんなさい。


つき合う前から、知ってたんだ。

花が、誰に恋してるかぐらい。


親友なんだから、それぐらい気づくんだよ。


それでも、

譲れなかったんだ。


あの眩しいほどの笑顔を。


でも、わかってる……。


彼の本音だって。

動かなきゃいけないのは、あたし……。