ガチャっと玄関を開けると結衣が待っていた。


「七瀬遅いー」

「ごめん!」

こんな寒い中ずっと待っていてくれた親友にひたすら謝る。


「帰り奢ってくれるなら許す♪」

「今金欠だからマックで勘弁してー!」


そんな会話をしながら学校まで小走り。

これならギリ間に合うはず。