「しかも、今まで貯めていた貯金を、使い果たしていたのよ」
鋭い目で私たちを見る。
「あんたの育児を全部私に押し付けて、毎晩毎晩遊んでたのよっ!?」
だから、お父さんはいつも夜遅く帰ってこなかったの?
でも、そんな事あるわけないじゃない。
だってお父さんは、お父さんは........
パンク寸前の私の頭にふわっと温かい手が乗った。
「椎、落ち着け」
「み、な...........と」
なんで、そんなの悪いのはお父さんの方じゃない。
お母さんはこれっぽっちも悪くないじゃない?
私、何も知らなかったの?
無知な子供って思われても仕方ないじゃない。

