「........今日、何の日か覚えてる...?」 私の口から出たのはその言葉しかなかった。 「何言ってるの?知らないわよ」 「そっか」 そのままリビングを後にして自分の部屋へと戻ってしまった。 ベットに寝転がる。 お母さん、覚えてなかったんだ......... 「私の....誕生日....なのにな」 去年は....ケーキとかプレゼントとかはなかったけど... 『おめでとう』 そういってくれた。 一昨年は、お金をくれた。 今考えると結構前からウチの両親は仲が悪かったんだと思う。