『おい、鮎川、もう段取りはすんだか?』

『あ、はい。もうあとは入場させて式を待つだけです。』

『了解。いつもありがとな。』


私は鮎川七瀬。
高校2年。
生徒会に入っている。

ちなみに、恋なんてものは私には無縁で、しようともおもわない。


今日は入学式なの。


『七瀬、これさ資料どこある?』

『それは五段目のたなのなか。』

『さんきゅ。いつもしっかりしてんな。』

『響がしっかりしてないだけだよ。』

こいつは中村響。
私の幼馴染み。

そして、生徒会に入ってて、彼女持ち。