桜が舞い散る春。 女子高生という響きに心を膨らませ 私、九條舞美(kujo maimi)は 長い黒髪をなびかせガッコへ向かっていた。 『ピロリン♫ ピロリン♫』 公園のベンチからそんな音が聞こえた。 そこには1つの携帯が。 mai「え。これは出るべき?」 戸惑いながらも出てみる。 「お!出た!」「まじか!」「よかったなぁ!」 男の声がたくさん聞こえた。 やっぱり落し物だ…。