「寒い・・・。」
「あっそ。」
冷たいなあ。だから冬っていやなんだよ。
寒いし、冷たいし、おまけに、鼻がツーンてなるしっ!!
ああ、そういえば私って、なんの季節が好きなんだ??
春は、「出会いの季節」っていうし、いやだなあ。
夏・・暑いし、セミはうるさいし、結果的に無理。
秋は、落ち葉とか、掃除すんのめんどくさい。
冬は、さっき言ったというりです。
もう、4つとも大っ嫌い!!
こうなったら、マフラーが手放せないよね☆
・・・・なーんて・・・。
こんな寒い日に限って、マフラー忘れたし、髪アップにしちゃって
首が、寒い。
風通しがよすぎる。
「あ~!!マイフレンドよ・・、カイロを貸しておくれ・・・。」
「・・・。別にいいけど。」
「本当?!大好き!!李利!!」
「当然・・・。」
も~、この無表情☆たまんない!!
「わ~、ほっかほか~。和むわ~」
「1人で和んでるんでしょ??」
「・・・・・。」
それを、言わないで下さい・・・・。
カイロを頬にあてて、1人で和んでると、
「おっ!!カイロじゃん!!もーらいっ!!」
「あっ!!!ゆーすけっ!!」
ココア色の髪が雪にかかってホットミルクみたい。
あったかそ~・・・
って!!!!!オイ!!
カイロ持ってかれたー?!?!!!
すると、ゆーすけが、こっちに帰ってきて、
私の首に自分がしていた、マフラーを掛けてくれた。
「やるよ!!カイロと、物々こーかん♪」
「ちょっ!!カイロ~おおおおおお!!」
ゆーすけが、霧きかくれて見えなくなった。
マフラーの色は、おうど色と、こげ茶のチェックで、
ココアみたい。あいつらしい色だ。
「ふん。もらっといてやる。」
顔なんて赤くなってないぞ。
きっと、赤いのは、鼻だけだ。
おそらく。
たぶん。


