分かってるけど・・・・ね・・。
うん返事はこないんだよ。
「・・・・、馬鹿。」
バンっと自分の頬を叩いた。
「だめだめ!!ポジテブ!ポジテブ!」
無理には笑わない。笑わないときは、笑わない。
お父さんと約束したもん・・・。
笑いたくないときは無理に笑わないって・・・・。


「可愛先輩??どうしたんですかあ??」
う・お!!2日ぶり!!慣れない輝きだなあ!!オーラーがやばいっ!!
今すぐサングラス誰か持ってきて!!!!
「えっと・・??なんだっけ??」
「えっ!?聞いてなかったんですか!!??」
あら!!なんでこんなちいせーことで半泣きなの!!??
「えっと・・・ごめん??」
「もう!!1回だけですよ!!」
「うん。」
なんか・・・先輩って気がしない・・・。
「だからっ!文化祭可愛先輩と回ってもいいですか??」
あ、そういえば・・・。文化祭まであと、1週間か~・・・。
そういえば毎年、ゆーすけと大介(裕介の友達)とまわってるな~・・・・。
「あーっと・・・、今年もたぶんゆーすけたちと回るかなあ??」
「裕介・・・せんぱいと・・・??」
なんかポカーンとしてる。
「花梨・・・、ごめんね!!」
苺色のふわふわロングを風になびかせながらいった。
「可愛先輩は・・・、裕介先輩のこと・・・・、好きなんですか・・??」
がたーーーーー!!何を言い出すんだ!!この子!!!
「いや!ないないない・・・なぃ・・・。」
ぷしゅーーーーーー・・・・・。顔が半熟トマトみたい・・・・・。
「やっぱり!!私もお似合いだと思いますっ!!がんばってください☆」
「がんばってください☆」って、何を頑張れっていうんだよ☆!!!
「んー・・・。」
「よお、おっさん!」
「おう・・・。」
ん??おっさん??オッサン??ossan??
「だれだー!!この私をオッサンなんていったのはー!!!」
「後ろだよ。う・し・ろ☆」
ゲッ!!ゆーすけ!!
「あっ!そうだ!ゆーすけ今年も一緒に回るでしょ!!」
「あ!そーか!!そうだな!!また今年も一緒に回るか!!」
ふんふん・・・。じゅんちょー・・・だな☆




「どんな髪型してこっかな~♪」
(はっ!!何浮かれてるの!!わたし!!)
うん・・・・やっぱりツインテールかなあ・・・・・。
いや・・・。ないか・・・・。
ポ二ンテールだなあ・・・・。うん、私っぽい。これでいこう。
唯一私らしい。

大丈夫。



ファイト。



私。

花梨じゃないけど



頑張れ。




私。