「帰りに、ゆーすけに肉まん買ってきてあげようかな。」
きゃー!!なんかふーふみたくない??きゃー!きゃー!
「ん?」
誰かが家の前で待ってる・・・・。
「うお!!」
まぶい!!とてつもなくまぶい(まぶい=死語でかわいい)女の子が
家の前に!!どーして!?誰だ!!
「あのお・・・。」
おう!!声もかわいいじゃないか!!なんだよこれ!!
「三嶋さんちって、どこでしょうか・・・?」
「えっ!?三嶋は私だけど!?どうかしたの!?」
まぶい女の子はおっきー目をるりゅうりゅさせながらいった。
「ちょっと・・・可愛さんに用事があって~・・」
「え!?可愛は、私だよ!!」
「え!?そうなんですか!!??すみません!!失礼なことをっ!!」
おいおいおい・・・。カワイイうえに、礼儀正しいかよ・・・・・。
もうついてこれねえ。なんだろー・・。気がとーく・・・・。
ああ、このこはきっと、
「いちごちゃん・・・。」
だな・・・。人間に姿をかえてきたの・・・。そうだ。絶対・・・・。
ただいま・・・、現実逃避中です・・・。
「おい?可愛??」
あー・・・なんかココア色の髪の毛の男の子がいる・・・。
「あ?ゆーすけ??どって・・・??」
「どって?じゃねーよ。なに道にねそべってるんだよ。ひかれるぞ?」
「だって・・。イチゴちゃんが・・・。」
「あの!!私のせいなんです!!」
ああ、あのイチゴちゃんがいるわ・・・。
「ところで、いちご・・!!えっと、名前・・・。」
「あっ!失礼しました!!私!!1年の、猫実花梨ともうします!!」
「ね・・・猫実・・・。さん・・・。」
「いやあ!!花梨でいいですよお!!」
「じゃっ!じゃあ、花梨ちゃん、改めて何のよう?」
「いや・・・特に用事は無いんですけど・・・。」
「えっ!!?何もない!!??」
「えっと・・・ゴニョゴニョ」
「え??なんて言った???」
「おまえ、おっさんだな・・・。」
「可愛さんと、お友達になりたくて・・・!!」
「あい??」
いま・・・わたしと「お友達になりたい」っていった・・??
このびしょうじょがこんなおっさん女子のわたしと
     おともだち・・・に??
「もっちろんっ!!!!!!!!」
「本当ですか!!??」
びしょうじょは一気に明るい顔になった。
やったー!!!!かわいいことおっともだち☆

大切にしたいなあ。

あー、文化祭一緒に回ったりとか~・・・
あと、休日には一緒にお買い物~とか~!!
女子だけでお泊まり会とか☆
やってみあいな~・・・・。いい友達になれそー!
うれしーなあ!!うかれちゃうな!!

「お父さん!!聞いて!!とっても可愛いいお友達ができたよ!優しそうで上品なんだよ!お父さんにも合わせたかったなあ。いい友達になれそうな気がするんだ!!」

お父さんはただ笑ってる。声も出さないで笑ってる。










返事はない。