「今度、先輩たちの引退試合の打ち上げがあるんです。」

「うん。」

「私が先輩とお話できるのも、きっとその日が最後です。だから、告白、しようと思って。」

「…うん。」

「それで、あの…良かったら、着ていく服とか、選んでもらいたいなって…」

「服?え、俺でいいの?女友達とかのほうが…」

「そうなんですけど、男の子の好みも知りたいなって思って…。あの、やっぱり迷惑ですか?」

「いいや。じゃあ今度2人で買いに行くってことでいいの?」

「、はい!ありがとうございます!」



彼氏でもないのにデートなんてしてもいいのだろうか。そんな気持ちよりも、彼女の男友達の中で今俺が1番だということの嬉しさが勝った。