「頭痛いから保健室行ってくる・・・」

どうも、意識がもやーってしてる。


「先生?頭痛いから来たよ
なんかあたし、記憶無くなるんだってー」


保健室の若い女の先生、奈津子先生に言う。


「記憶喪失!?
・・・今できることをちゃんとしとかないとねー・・・」

保健室のベットに潜る。


千夏さんー。

あたし何もしてないですよ?

ただ、記憶無くなること言おうとしただけです。


でも、しょうがないじゃないですか。

好きなんですもん。




考えるほど頭が痛くなってくる。

ほんとに、みんなのことを
はっきり覚えていられる時間は
長くないんだ・・・。