「今日は、急に呼んだり 急に泣かせてごめん!」 近くのブランコに乗る。 「俺も…あんたが休んでる間で迷惑かけてごめん」 湧の鼻と目はまだ赤い。 寒さと切なさが混じって、変な感じ。 「…これからは、 俺がお前を幸せにする」 「えっ?」 「俺ら、両思いじゃん?」 湧にしては随分大胆な発言。 あたしはニコッと笑って 「よろしくね」 と言った。