恋日和~記憶を越えて~



「おっ!日和〜!!」

クラスのみんなが、あたしを迎えてくれる。

嬉しい。

嬉しいけれど、悲しい。


「ありがとー!倒れたら、またよろしくね(笑)」


キリが、言う。
「湧、3年と付き合い始めたんだよな」

「知ってるし…見た、ってか見せられた」


「ショック?」

「まあね〜、昨日から不幸の連続なんだよ」




「あんま、無理すんなよ」


優しくされるほど、
あたしは傷つく。


みんなのことを、忘れたくない。



湧に想いを伝えたい…。