午後7時半。

ヴヴヴ・・・
ケータイが鳴る。


「湧・・・」

”ほんと体調大丈夫?

こっちは心配してんだけど”


・・・嬉しい。


この嬉しい思いも、消えちゃうのかな。

湧に、言った方がいいのかな。



「頭痛い・・・」

湧に返信する。

”心配かけて、ごめんなさい
あたしは大丈夫・・・じゃなかった”


こうやって、素のあたしを見せれるのも
いつが最後になるのか分からない。


”やけに素直じゃん?笑
何かあったの?”



あたしの周りって、勘良い人ばっかりだよね。