遥side

電話は15分におよんだ。

『誰から?』

『気になるの?』

『うん。』

意地悪したつもりが、普通に答えられて私の方が照れてる。


『何照れてるの?』

『うっさい///。麻緒からだもん。』

『なんて?』

私は、何も知らない瑠伊に全てをはなした。



電話の内容はこうだった。宝石店に行った女性は、“お姉さん”で、婚約指輪を買うために行っていたらしい。その指輪は、麻緒チャンに渡すつもりだったらしい。それで、今日、つかさっきプロポーズされたらしい。



『きゃ〜、いいなぁ』