「サクラが好き、俺と付き合ってくれる?」





私の手を握りながら、ちょっと顔を赤らめて言う彼は

高校の二個上のコウヤ先輩。




「「ひゅ~ひゅ~」」


「お前の友達告白されてんぞ~」


そんな声がしてドアのほうを見てみると


先輩の友達で私の親友の彼氏のトモ先輩。


と、ヤリチンのダイゴ先輩。







「あ、ごめん・・・邪魔した」






違うほうから聞こえてくるその声はコウヤ先輩の弟のリュウ先輩。


リュウ先輩は兄に手を握られた私と目が会って気まずそうに自分の部屋に戻って行った。




固まってる私に気づかずコウヤ先輩は返事を求める。